タグ別アーカイブ: スリランカ

Sri Lanka 到着より


眠いはずなのに寝付けない...ベッドの中で記憶に残っていないのはたったの1時間程度だけだろう。
ホテルの部屋の窓から外を見るとビルの間からインド洋が見えたけど、空は薄曇りであまりスッキリした天気とは思えない。なにか気持ちまで沈んでしまいそうな眺めだった。
単なる疲れからそう感じるだけだと思うことした。
窓を開けて外の空気を吸おうとしたけど窓枠がコーキング剤で目止めされていて開けることが出来なかったので、
諦めて5時頃部屋を出て、ホテルの周りを少しだけ散歩することにした。
1ブロックだけと思って歩き出したが、何となく、いつの間にかかなり長い距離を歩いてしまった。
時間が進むにつれて道を行き交う車が徐々に増え、方々からクラクションの音が聞こえてきました。
首都だけあってこの町の住人も朝から慌ただしそうに動き始めたようです。
なかには明らかに外で寝起きしていると思われる方も沢山見受けられました。
ここも東南アジアの方々の街と大差ないみたいです。


散歩を終えて出発前にホテルのレストラン(らしき物)で朝食を頼んだが、ま〜最初から大した期待はしていなかったけど...
その予想を遥かに上回る酷さでした。
この先の食事がマジで心配になるくらいに。
8時にチェックアウトして、事前にチャーターしておいた車に荷物を載せてスリランカ南端の港町、ハンバントータへ向かいます。
この時間ともなると街は人を満載したバス、乗用車とバイク、それに3輪タクシーのトゥクトゥクが道路を埋め尽くしています。
そしていたるところでクラクションが鳴り響いく...


どうもこの国ではクラクションが車同士のコミュニケーションになっているようで、我々日本人には到底真似の出来ないであろう交通規則があるようです。
僕が乗っている車の運転手もなかなかの腕前を披露してくれます。
どうも、自分の前を走っている車は全て追い越すものと決めているかのように、対向車がいようがいまいが、クラクションを鳴らして前を走っている車を左に除けさせ、追い越していく。
特に、トゥクトゥクなんか車とも思っていないかのように、強引に追い越します。
脇に停車しているバスを追い越すときにすら、速度を落とす代わりにクラクションを一発お見舞いして一気の脇をすり抜ける。
もう、乗せてもらっているこっちの方が思わず有るはずの無いブレーキを踏んでしまうくらいに...w
ホテルを出発して1時間ほど経った頃に、携帯電話が何処にも無い事に気付いた。
何度も同じ所を探したけど結局見つからず、気が焦って少々パニック気味になり掛けていたので、冷静に、朝起きてからの自分の行動を思い起こしてみた。
最後に携帯に触れたのは洗面所で歯を磨いた時に携帯を洗面台の上に置いた時だ。
すぐにホテルに電話して事情を説明し、折り返し電話を貰うことにしたが、案の定帰ってきた回答は「部屋中探したけど見つかりませんでした。」
....やられましたね。
無いはずはないのです。
もし見つかったら再度連絡をくれることになっていたけど、どうせ朗報など期待出来ないので、携帯会社に連絡してSTOPして貰うための手続きをした。
この一件で暫く気持ちが沈んでいまい、ハンバトータに急ぐ車中でただボーッと景色を眺めて、カメラを構えることすら忘れていました。
その後、ホテルからの連絡は一切ありませんでした。
コロンボ市内から目的地のハンバトータまでは最短距離の山路のルートをいくつもの街を抜けて進みました。
街の喧騒ど何処も同じで、車、自転車、人が道を埋め尽くします。
道を利用するのは人だけであはありません。
犬、放し飼いにされて牛はいたる頃で道路を横断しています。
クジャクやサルなども同様です。
突然ドライバーが車の速度を落として前方を指さしました。


オオトカゲが道路を横断していところでしたw
ドライバーはカメラを持っている僕に車を降りて写真を撮ってこいと車を脇に寄せてくれたので、静かにオオトカゲに近づきカメラを構えると、オオトカゲは僕に気づくと民家の庭先に走って逃げていきました。


庭の中に身体を半分突っ込んでオオトカゲの写真を撮ろうとしたら、民家から住人が出てきて「何やってる!」とw
オオトカゲを指さして写真を撮っていた事を伝えると、中へ入って撮って良いよと笑ってくれた。


山間部を過ぎて南部へ進むにつれて、鬱蒼とした熱帯の樹木からの景色から、低木と草に覆われ、所々赤茶色土がむき出しになった乾燥地帯に変わっていきました。
時々野生の象に遭遇することもあるらしい、正しくサファリの風景です。


目的地のサイトに到着したのが午後2時過ぎ。
それから現地の下見とちょっとした仕事をかたづけて、現地でサポートしてくれている方に連れられて、ハンバトータの街の酒屋で缶ビール1ケースを買いスーツケースの隙間に押し込み、マーケットで日用品を物色して、これから1週間宿泊する予定のピーコックビーチホテルにチェックインしてスリランカでの最初の一日を終えました。


孔雀

Sri Lanka (2日目)より


前日の移動と睡眠不足で疲れていたのか、ビール2本と成田で買ったウィスキー1杯で爆睡でした。
あまり整備の行きとどいていないホテルですが、そこはリゾートホテル。
コロンボのいい加減なホテルに比べたら居心地は抜群です。
ところが、明け方になって身体のあちこちが痒くて目が覚めてしまった。
蚊ですw
ホテルの部屋には電気蚊取りが設置されているのですが、それだけでは十分とは言えないようです。
カーテンを開けると目の前にはインド洋がど〜ん!と。
沖には手漕ぎの小さな漁船が漁をしています。
この日の朝もあまりパッとしない空模様ですが、バルコニー越しに東を見れば丁度朝日が昇ってくるところでした。


インド洋に登る朝日に思わず感動です。


ホテルのプールサイドで景色を眺めていたら3匹の犬がけたたましく吠えて僕を出迎えてくれましたw
どうもこのホテルに住みついているようです。


そのうち彼らも吠えるのを止めて急な斜面を海岸に向かって降りていき、強く打ち寄せる波を器用に除けながら3匹で楽しそうに駆け回っていました。だれもいない広い砂浜は彼らの朝の散歩コースになっているようです。
さて、仕事の方は今日から本格的に作業開始です。
ホテルから約15キロほど離れた平原で...
気温は31度程度で空気は乾燥しているし、陽射しもそれほど強くないので日本の夏に比べたら遥かに過ごしやすいです。
ただ、季節風なのでしょうか、一日中西よりの強い風が吹いているので風に乗って赤茶色の細かな埃が汗で湿った肌に付着します。
ホテルに帰ってシャワーを浴びると身体に付いた埃でバスタブが赤茶色になってしまうくらいに。
この日はスコールがありました。
はるか遠くから雨を降らせている雲が近づいてくるのがよく判ります。
そして突然の激しい雨。
ただしそれもほんの一瞬で止んでしまい、すぐに赤茶色の土も乾いてしまう。
それでもこの雨のお陰で温度が数度下がるのが感じられました。
仕事の方はトラブルもなく比較的順調に進んでいました。
クレームさへ付かなければ....
そう言えば、ランチの写真を撮るのを忘れていました。
ランチと言ってしまえば聞こえは良いが、実情はかなりつらいものがありますw
それは明日にでも...
仕事が終わるとホテルのシャワーで汗を流して冷えた缶ビールをプシュ〜!これ、今の僕には最高に至福の一時なのです。
外のレストランで食事を終えてホテルの戻ると、椰子の木の向こうには大きな月が浮かんでいました。


椰子の木には癒しの力でもあるんでしょうか〜
何故かホッとします。
明日はポヤデー(満月際)
全土が休日です。
僕らには全く関係有りませんがw


昨夜は蚊で参りました。
こんな事もあろうかと、準備は万端です!
スリランカの夏....金鳥の夏

Sri Lanka (3日目)より


スリランカの蚊には日本の金鳥も適わないのかな〜?
今朝も3時頃蚊に起こされました...orz
部屋の中を調べてみたらベランダの窓が5cmほど開いていましたw
こちらの朝は涼しくて爽やかです。
西から吹き付ける風が心地よく感じられます。
食事の1時間前に部屋を出て、ホテルの敷地内を散策するのが日課になりました。
まだ2日目ですが(笑)
今朝はホテルへ通じる長い庭を散歩です。
椰子の木の向こうから昇る朝日が南国の雰囲気を醸し出してくれます。
南国と言っても様々ですがw


この海岸もいい加減見飽きたかな...

さて、仕事場はハンバトータの街から15キロほど離れています。
周りにあるのは草原だけです。
だから食事は現地でチャーターしているドライバーに街まで買いに行って貰います。
で、先日から食べ始めたサイトでのランチはスリランカカレーです。
見た目はごらんの通り新聞紙に包まれています。


それを開けると中からビニールにくるまった中身が姿を現します。
因みにこれがステップ3と言われるランクのメニューになります。
ステップ1が最低ランクでサイトに現れる売店のランチで70ルピー
先日食べたのがステップ2のフィッシュカレーで90ルピー


今回のはチキンカレーで160ルピー
フィッシュかチキンかで70ルピーの差って事は...
なんだかよく判りませんが、味は正直言って....ですw
こんな物を2週間以上食べ続けるかと思うと気が滅入ります。
因みに今のレートだと1ルピーは0.8円以下です
10ルピーから札になるから例え160ルピーといえど札数枚を財布から抜き出す...
なんだか金銭感覚が麻痺しそうです。


上に乗っている小さなチキンだけは旨かった!

今回の出張は当初11日間の予定でしたが、よく判りませんが丸々1週間滞在が延びてしまいました...orz
もう殆どの仕事は終わっているのにほぼ無駄に1週間を過ごす羽目になるなんて予想だにしていませんでした。
FIXで購入したチケットはゴミとかしましたw
ま〜我が社の腹は全く痛みませんが(笑)
スリランカでは毎月満月の日にポヤデー(満月際)という風習ががあります。
これは仏教のお祭りで、 満月をお祝いする日だそうです。 基本的な不浄の活動(経済活動や、食肉、その他)を控え清らかな心でこの日をお祝いするのが習わしのようです。
ポヤデーは全土が休日です。
一般の商店も全てお休みだそうです。
今日は疲れ果てていたこともあり、外に出るのは止めてホテルのレストランで夕食をいただく事にしました。
ビュッフェの割には1700ルピーと少々高額なので敬遠していたのですが...
「飲み物は何にしますか?」と聞かれたので、取りあえずビール!(笑)
しばらくしたら、「今日はポヤデーなのでノンリカーです」だとwww
地元民なんだから注文取る前から判っている筈なのに行き届いていないサービスに思わず苦笑いして水を注文しました。
この土地で水を注文するとペットボトルが運ばれてきます。もちろん有料です。
酒は駄目なのに鶏肉入りのカレーは出して良いのか?(笑)


ホテルのビジネスセンターに籠もってメールのチェックをしていると、プールサイドでは街の住民が沢山集まって太鼓を打ち鳴らし、大きな歌声が流れてきます。
満月際の祝いのようです。
酔っぱらってる方もいたような.....(笑)


ホテルの真上に満月

Sri Lanka (4日目)より


や〜!ララ

彼女の名前はララ
僕が彼女に名前を付けてあげた。
でも彼女にララと呼びかけてあげても何の反応も示さない。
当たり前だ(笑)
サイトには6匹9匹の犬が住みついています。
その中で僕の一番のお気に入りがこのララ。
いつも上目遣いにシッポを振りながら恐る々近づいて来ては鼻先を地面にスリ付けるぐらいに頭を下げては撫でて貰うのを待ってる。
可愛い子です。


そして彼はナリン(Nalin
僕の傍にいつも付いてサポートしてくれている。
日本で買った安物のデジタルテスターを手にとって物珍しそうに、これ幾ら?などと聞いてくる。
30US$と答えたら、「仕事が終わったら20US$で譲ってくれよ」と...
君がしっかり働いてくれたら君にプレゼントするよ!っと言ったら嬉しそうに笑顔を返してくれた。


この木はサイトの中にある唯一の大木で、敷地のフェンスに引っかかったのだけれど、切り倒してしまうのも惜しいので、わざわざフェンスを迂回させて難を逃れた。


この日は仕事を早めに切り上げて、ハンバトータの街を少し散歩した。
街の中心地だけあっていつも賑やかだ。
牛も人と一緒に普通に町中を歩いている。
リカーショップの周りには昼間っから酔っぱらって訳のわからない奇声を発している輩も大勢いる。
リカーショップの店員すらも目つきが危ない。まだ若いのに少々いかれた態度で客に接してくる。
何度も足を運びたくない場所だが街で酒を入手出来るのはここだけだ。
まだ先は長いし、もう一度くらいは寄らないと冷蔵庫のビールが尽きちゃうw


ここの子供はカメラを向けると必ず笑顔を見せてくれる。
中には自分から撮ってくれ!と寄ってくる子供もいる。
レンズを向けて撮ってあげると必ず礼を言う。
今の日本にはあり得ないような懐かしさが感じられる。


人と犬との共存...

この国では野良犬も自由に人間の傍で暮らしている。
だからどの犬も優しげな顔をしているのかもしれない。
街の中心地にはバスターミナルがあり、ここを起点にの多くの人達が方々へ散り、夕方また集まってくる。
どのバスもほぼ満員で、中には付いていないドアから身体を半分外に出して乗っている。
走っているバスに飛び乗る人もいる。


バス停で待っている乗客が男性だと、バスは速度を落とすだけ...乗客は走っているバスへ飛び乗る

その他の交通手段はやはりトゥクトゥクだ。
道を歩いていると必ず声を掛けてくる。
他にはバイクと自転車。
そうそう、コロンボからここハンバトータに向かっている山岳地帯で数名のサイクリストを見かけた。
スリランカにも坂馬鹿がいるのか?(笑)
ヘルメットにレーパンジャージ姿と格好はそれなりだったが、乗っている自転車は実用車だった。


フィッシュマーケットをうろついて写真を撮っていたら、どころからともなく突然誰かが大きな声で何かを叫んでいる。
その相手はどうやら僕らしい(笑)
言葉が理解できないので適当に笑顔であしらって目をそらす。


野菜売り場には客の姿は無し。
忙しい時間をとうに過ぎたのか、店の女性達は暇そうに話をしている...
どの女性も淋しげな顔に見えたのは気のせいだろうか...


夕方の船着き場脇では子供達が元気な声ではしゃぎながら水遊びを楽しんでいた。
無邪気に遊んでいる子供の顔は何処でも一緒だろうね。


その傍らでは椰子の葉で折られた屋根の下で子供たちを見守る大人が...
そして僕に向かって「俺の写真も撮ってくれ!」と笑顔で訴える。
本当にそう言っているかは判らないが何となくそんな雰囲気が感じ取れたのでレンズを向けると満足げな顔をして手を上げてくれた。


夕方からクライアントとの夕食会の予定があったので、早めにホテルに戻りシャワーを浴びようと街を歩いていたら、
バイクとトゥクトゥクの傍に立って話をしている元気そうな若者3人組が僕の方を見ていたのでホテルまで乗せていってもらおうと話しかけてみた。
歩いてもほんの僅かな距離だけど、なんとなく乗って見たかったから...


座席に座ると、ドライバーが仲間の二人も一緒に乗って良いかな〜?って聞くので、良いよ!と返事したら僕を狭い座席の端っこに無理矢理押し込み、その二人も後ろの狭いくて安っぽい平らな座席に座り三人掛けして走り出した。


彼らの年齢は二十歳と二十一歳。
三人ともなかなか良い顔をしている。
僕の歳を聞かれたので正直に答えてあげたら、「ベリーベリーオールドマン」と大笑いされたw


僕がカメラを2個持っているのを見て、「撮ってあげるからカメラ貸して」と言うから渡してあげたら、
子供みたいにはしゃいでは、僕や何の意味もないその辺の車や家を撮りまくっていた。


混雑した道を数百メートル走ったところで突然トゥクトゥクのエンジンが止まった。
と、同時に3人が足早に降りて僕に向かって「そのまま乗っていて」と、車の背後にまわった。
気になったので僕も降りて後ろにいってみると、後ろにあるエンジンルームを開けてなにやらごそごそと...
どうしたの?と聞くと、ドライバーが座席の下からペットボトルを持ってきて、エンジンルームにある給油口にそれを注ぎ始めた。
ガス欠らしい(爆)
彼ら三人はその場で楽しそうにガソリンを注油しては冗談を言いながらゲラゲラと笑っている。
そのあっけらかんとした彼らの行動に僕も思わず吊られて彼らと一緒になって笑っていた。
エンジンも無事に掛かり、ホテルにあっと言う間に着いてしまった。
このまま彼らと近くをドライブしたい気持ちもあったが、会食に間に合わなくなるとマズイのでチップを添えて彼らと別れた。


スリランカに来て心から楽しく笑えた一時だった。

Sri Lanka(5日目より)


ホテルの全ての客室の窓からビーチを望むことができる。
眺めは良いのだが、波が強くって海水浴する人はまずいないだろう。
ビーチに打ち付ける波の音は凄まじい。
穏やかなときだって部屋の中に響く波音は、波音と言うより殆ど遠雷に近い。
それでも一晩中つけっぱなしのエアコンの音に比べたら遥かに心地よい。
子守歌にさへ聞こえるくらいだ。
そう言えば昨夜、大きな爆発音が聞こえた。
あまり気にも留めなかったが、どうも近くの変電所のトランスが吹き飛んだんじゃないかとの噂がサイトでは流れている。
この国では停電は日常茶飯事らしい。
ハンバトータに来て既に5日が経ったが、それまでに何度停電になった事か。
電気が来ないことで注文した食事がキャンセルになった事もあった。


この日は朝から薄曇り気味の天気でした。
それでも日中は日が射すと気温は一気に上昇する。
ま〜今の関東の気候に比べたら遥かに過ごしやすいだろうけど、それでも外で陽に当たっているだけで体力の消耗は相当なものだろう。
自転車で走っている時ほどではないだろうけど...


ここ数日の朝の気温は関東と同じくらいかそれ以下かもしれない。
でも淀んだ町中の空気と違い、ここでは強い季節風のお陰で爽やかな朝に目覚めもスッキリ。
蚊の襲撃さえ無ければだけどw
彼女の名前は....まだ決めていない。
良い名前が思いつかないから(笑)
僕の2番目のお気に入りなんだけど、どうも彼女は僕より他の男が気になるみたいだ。
その男は彼女を毛嫌いしているが、彼女にはそんな事を知るよしもないw


この日あたりからほぼ僕らの仕事は無いに等しい。
忙しくしている方が仕事を終えて部屋に戻ってきたときの満足感は計り知れない。
暇を持て余すことの苦痛は何も産まないし骨休みにすらならない。
こんな時間を後どれだけ過ごせばよいやら...


Millennium!@200ルピー(約150円)

今日のランチはようやくまともな食事にありつけた。
まともとは言っても何がまともで何がまともじゃないのか、それは価値観の違いで大きく変わってくる。
でも今の僕には満足のいく食事であったことには変わりはない。
しかし街の住人からしたら贅沢きわまりない食事であったかも知れない。


街を少し外れると、いたるところにこのような樹の上に立てられた住居らしきものを見ることが出来る。
最初は何か食物でも貯蔵するのかな〜などと思っていたが、どうもそうじゃないらしい。


象が現れた時の待避所

この日、僕らより遅くサイトを後にした連中は、街に差し掛かる手前で野生の象に出くわした。
彼ら曰く、6ヶ月この町で暮らして初めての事だったらしい。
特に朝方や夕方になると象が人の住む区域にまで出てくることがあるそうだ。


ララの怯えた目...

ランチタイムにララの写真を撮っていたら、現地のスタッフが気を利かせてか、ララを僕の前に連れてきては無理矢理立たせてみせる。
そんな事してくれなくても良いのだけれど、折角だからワンカット撮っらせてもらったら、それから何度も嫌がるララを抱きかかえてはカメラの前に立たせようとするので、何もしないで彼女の好きなようにさせてあげてくれ!と言ったら怪訝な顔をして立ち去っていった。
全くもうwww
仕事を終えてから、先日からサイトに入った他メーカーの方2人を街のスーパーに案内したついでに、現地の蚊取り線香を購入した。


NINJA Extra Power

日本の蚊取り線香は緑色だけど、このNINJAは赤色でなんとなくグロテスクw
サイズは日本のより若干大きいしうえに、1本使い切ると部屋中煙と線香の匂いが充満して目がしょぼしょぼする。
いかにも効きそうなのだが、お陰で部屋に干しておいたタオルが線香臭くなってしまった。
今日はその線香臭いタオルで一日汗を拭った(笑)


塩田の傍にあるレストランで他メーカーの方と一緒に夕食を摂りながらお互いの情報交換。
そして一日の作業の疲れをビールで癒す...
日曜日は休めることになった。

Sri Lanka (6日目より)


日曜日、期待はしていなかったけど休みを取ることが出来た。
期待をしていなかっただけに何をしようか何も準備をしていなかった。
土曜の晩に夕食をとりながら他メーカーの方と一緒にサファリツアーに行く事に決定!
朝の5時、赤道に近いだけあって日本とは違いまだ外は真っ暗です。
向かう先は1時間東へ走った所にあるYala国立公園
運が良けれ象やレパードや熊に遭遇できるらしい。
運が悪ければ高いお金払って悪路と土埃に耐えて、朝食の弁当を食べて6時間潰して帰ってくるだけだw
淡い期待を胸に、ホテルが用意してくれた弁当を抱えて迎えに来たジープに乗って朝5時に出発しました。
ジープはランドローバーだが、ピックアップの荷台に縦に2列向かい合わせで並べられたシートは薄っぺらで外れかけのベンチシートだから乗り毎地は最悪。
まだ舗装路なら何とかなるが悪路だと手摺に掴まっているだけで手の握力が無くなってくる。
走り始めて30分、Yala国立公園はまだ先だが、民家に近い裏道で、突然ドライバー兼ガイドが車の速度を落とし、小声でエレファント!と叫んだ。
一瞬何が起きたか判らなかったが、僕のすぐ2m脇に大きな野生の象が2頭歩いていた。
これには一同驚いた。
まだ公園には遠いいこんな場所で、しかもこんな近距離で。
慌てていたせいか、カメラが変なモードが入っていたのにも気が付かず、その一瞬のあいだに写した写真にはジープのテールランプに照らされた野生の象がかすかに映っているだけだった。


心霊写真じゃありませんw正真正銘、野生のゾウです!

突然現れた車に象は興奮することもなく、そのまま道を逸れて枝を踏みつける音を残してブッシュの奥に消えていった。
これは公園に入ったら期待出来るかも....と思った。
東の空がが徐々に白みはじめてきた。
美しい夜明けでした。


それから間もなくしてYala国立公園に到着です。
ガイドの話ではレパードが見られるのは9時頃までで、昨日もこのガイドはお客にレパードを見せることが出来たらしい。
ガイドはジープを運転しながら360度に目を配り、野生動物を次粗次に探してはなんとか僕らに見せようと必至だ。
レパードをさがし続けて約3時間、彼の必至の捜索も虚しく、レパードに遭遇することは出来なかったが、
数々の野生動物を観察することが出来た。
写真には撮れなかったものを含めると、アリゲーター、オナガザル、マングース、孔雀、多くの野鳥、水牛、鹿、その他...


鮮やかなエメラルドグリーンの羽根を持つ小鳥(名前は知らんw)

メジロじゃないよw


水牛はハンバトータの街でも普通に歩いてる(笑)

毎朝通勤途中で見ているので既に見飽きましたw


オナガザルはホテルの庭の樹に沢山いるし、屋根の上で毎朝大暴れしているがw

カラスに威嚇さていた鷲w
この国では鷲よりもカラスの方が強いらしい...


ガイドは鷲と言っていたけど...鷹か?

そして、誰もが一番見たいと思っているのが野生の象だ。
所々、多くのジープが連なって渋滞さながらの場面に出くわす。
一台のジープが象を見つけると、そこを通り掛かった他のジープも一緒になって象の動きを追う。
どのガイドも自分のお客に最高の場所で象を見せるために良いポジションを確保しようとひしめき合っている。
流石に公園内でクラクションを連打する無粋なガイドはいなかったが(笑)
この日は日曜日ということもあってか、沢山のジープが客を乗せて走り回っていた。
その多くが白人だ。
僕らも数台のジープの列に割り込み象を見ることができた。
立派な牙を持った雄の象で、鼻を樹の上にまで伸ばしてはしきりに何かを口に運んでいる。
その度に餌となる木がワサワサと大きく揺れる。
象との距離は約10mで間にはブッシュがあり象の姿を明確に捕らえるのは困難でした。
辛うじて一枚の写真にそれらしい象の姿が映っていた。


鼻を樹の上に伸ばしているところ

陽も大夫高くなり、そろそろ大型の動物に遭遇するには厳しい時間帯となってきたので、レパードが朝の猟から帰るルートにジープを止めて朝飯を食べることにした。
用意してくれた朝食は、サンドイッチにパウンドケーキ、ゆで卵とウィンナーにパナップルとバナナ。
朝食ははコロンボのホテルを除けばそれなりに食べられる。
コーヒーはコーヒーとも思えないような味がするがwww
自然の中で食べる朝食はホテルのレストランで食べる朝食より遥かに美味しかった。
例え土埃が舞ってようが....


朝食を終えてから、公園内のビーチに向かった。
ここはスマトラ地震の時に発生した大津波で被害にあった場所だ。
高さ10mの津波により、ここでサファリツアーをしていた十数人の日本人観光客が運悪く津波にのみ込まれて無くなった場所でもある。
ガイドの話だと、スリランカの人が津波という言葉を知ったのは、ここで被害に遭われた日本人が「つなみ!つなみ!」と叫んでいたのが最初だったらしい。この時、現地のガイドや観光に来ていた多くの方も犠牲になっている。
ここでも我々が日本人だと察して、「福島は大丈夫か?、日本の津波はひどかったな」などと心配そうに気遣いの言葉を寄せてくれた。


ビーチには日本人のための慰霊碑が建っていた。
日本人の慰霊碑なのに何て書いてあるのかサッパリ判らないのは何故だろう...


彼がこの日僕らを案内してくれたガイド。
名前は失念してしまったが、眼光が鋭いクールな方でした。


陽も高くなり、象やレパードを見ることは難しくなったので、広い公園の入り口に引き返しながら、
その間もガイドは周囲に目を配らせながらジープをゆっくり前に進めていた。
するとジープの約100m先を黒い大きな動物が道を右から左へ横切るのが見えた。
「Bear!Bear!」と大きな声で叫びながらジープを一気に加速させ、速度が付いたところでエンジンを切り、
そのまま熊が見えたところまで惰性でジープを進めた。
しかし熊は既にブッシュの奥に隠れて見ることは出来なかったが、ガイドはすかさずギアーをバックに入れてそのまま200mほど後退して、
分かれ道まで来たところで向きを変えて大きな池の所まで一気に走って再びエンジンを切ってゆっくりと停車した。
ガイドは熊の行き先を承知していて先回りして、声を出さないでブッシュの奥に耳を澄ませるよう僕らに指示を出す。
しばらくすると池の縁を熊が通り過ぎるのが見えたが、そのまままたブッシュの中へ消えていった。
するとまたガイドがジープを走らせ、今度は大きな一枚岩が見渡せる場所でジープを止めた。
どうも熊はその小高い一枚岩の上の方に巣穴をもっているらしく、食事を終えると同じルートを通って同じ場所に戻るらしい。
僕はジープの上によじ登ってじっと息を殺して熊が現れるの待った。
10分ほど経って諦め掛けた頃、ガイドの言うとおり熊は現れた。
しかし、僕らに気付いてか、そのままもと来たほうへ姿を消してしまった。
生憎一瞬の出来事で一度も熊の姿を写真に撮ることは出来なかったが、
これが自然の中で希少な野生動物を探すことの難しさなのだろうと改めて実感した。
結局これを最後に大型の珍しい野生動物と遭遇することは無かった。
思いがけなく休むことが出来た日曜日に朝から約6時間、仕事の合間の息抜きとしては十分過ぎるくらいの充実した時間を過ごすことが出来た。
サファリツアー終了後はハンバトータの街へ戻って昼食をとってから日曜市を覗いてみることにした。
街へ戻る途中で...


バイクにつかまって牽いて貰う自転車(笑)

街一美味しいと聞いて寄って見たレストランだが、ビールすら置いていないw
結局注文したのはフライドライスとフライドヌードル。
何処に行ってもこればっかりw
ここ数日、昼も夜もフライドライスかフライドヌードルのみだwww
ハズレはないが、流石にこれにはいい加減飽きてきたよ。


食事をしていたらいきなりのスコール。
これで少しは気温が下がって過ごし安くなった。
雨が小降りになるのを待って、毎週日曜日に開かれるマーケット(日曜朝市)をのぞいてみた。
売っている物は殆どか野菜や果物、魚の干物や衣類などの生活物資だ。
そこに香辛料の香りが混じって一種独特の匂いが辺りに立ちこめている。
街の人々にとったらこれが普段の生活の香りなのだろう。
僕らが買えそうな物は何一つなかったので、活気有るこの町の一端を楽しんでホテルに戻ってシャワーを浴びることにした。






ホテルの向かう途中にあるビーチは今も津波の爪痕が一部残っている。
津波によりこの町では約2万人の方が亡くなられたそうだ。
街の入り口にはその時の被災者への追悼の碑が建てられている。
そこには「TSUNAMI」の文字が掘られているらしい。


部屋に戻ってシャワーを浴びて窓から海を眺めたら、インド洋に月が浮かんでいた。


明日で日本を発ってからちょうど一週間。
日本に戻れるのはいったい何時になるのやら...

Sri Lanka (7日目)より


ここ二日間は特に変わったこともなく、感動もない極々平凡な日々だった。
ま〜これが日常なのでしょう。
最初は見る物、感じる物が全てが新鮮と言うか珍しくて、少し興奮気味だったのだが、
時間が経つにつれてそんな感覚も薄れて、いまはただ毎日を過ごしているだけに過ぎない。
そんな感じです。


この犬たちもそれはいっしょ

毎日同じ時間にビーチへ降りては、寄せる波と戯れながら朝の涼しい時間を過ごしている

同じ時間に起き、身支度をして朝食までのわずかな時間にその辺を散歩する


ホテルのレストランで毎日ほぼ同じ物を選んでは皿に載せる
味も香りもしないコーヒー...
使うこともないだろうTWO RUPEES硬貨を数枚、お守り代わりにズボンのポケットに突っ込む


コロンボ空港で両替したときからずっとポケットに...

3日に一度洗濯物を出す
同じ時間に迎えに来る車に乗っていつもの変わらない道をサイトへと向かう
事務所と現場を一日何往復も歩く
昼飯はここ数日同じフライドライスの弁当...
ティーボーイが一日2回入れてくれる甘ったるいミルクコーヒー...
赤い砂埃混じりの強い西からの季節風...


ほぼ6時前には仕事を終えて同じ車で街へ戻る
道路を塞ぐ牛や水牛...


汚れて変色した街...
町中いたるところに散らばっているゴミ...
声を掛けてくるトゥクトゥク...
けたたましいクラクション...
乱暴な運転...
すれ違いざまに、塞がっている両手の荷物を地面に降ろし、手のひらをさしだしては金をくれとせがむ小綺麗にサリーを着飾った老婆...
ホテルに帰って真っ先にするのは蚊取り線香に火を灯すこと
シャワーのあとバスタブに貯まる赤い砂...
風呂上がりにビールを一気飲みする
夕食は決まってフライドライスとフライドヌードル...
ビールを注文して5分経っても出てこないので確認すると「On the way」と...
料理の方が先に出て、ビールは注文してから30分後...
2台しかPCを接続できないビジネスセンターの空きを見計らってのメールチェック...
歯を磨くときにも必ずペットボトルの水を使う...
ホテル中に響き渡る砕ける波の音...
蚊に悩まされる毎日...
どれもこれもがここスリランカでの日常だ。
日本にいるときには普段当たり前の生活を送っている事に別段何の感情も湧いてこないが、
知らない土地で徐々にそこの生活に慣れてくると、何か物足りないものを感じてくるのは何故だろう...
仕事もほぼ片づき、もうやるべき事も無くなった。
スリランカでの生活もあと3日でようやく終わる。
やること無いのにどう過ごすかが問題だなw
長かったような....長かったような(笑)


一日がようやく終わった...

Sri Lanka (8、9日目)より


彼女は母親だった。
生後2ヶ月ほどの子犬が3匹...
現場のアイドル達です。
どの犬もやせ細っていて十分な食事にはありつけていないだろうからお乳だってまともに出ているのか...
でも子犬たちはすくすく育っているようです。
成犬たちの中には瀕死の重傷の子もいれば重い病気にかかっているような子もいる。
僕に何がしてあげられるわけじゃないだけに見ているだけで痛々しくて心が止んでくる。


そんな中でも子犬たちは元気によたよたと動き回り、兄弟でじゃれ合い、僕の靴の紐やズボンの裾を噛んでは引っ張り回す。
時々クンクンと鳴いては母親にお乳をせがむ。
日陰に隠れては無防備な格好ですやすやと寝ている。
この先現に育ったとしても彼らの未来が決して明るいとは限らない。
でも、今の日本に生まれなかっただけ、この子達は幸せなのかも知れない。


昼休みに子犬たちを眺めているときは、日常の厄介な事からほんの少しだけでも逃れられる僅かな時間だ。
スリランカに来てから初めて夜空に星を眺めることが出来た。
満天の星空!


横浜の空とはまるで違う。
星の色の違いを肉眼でも判別できるのは田舎で生活していた時以来だ。


Sri Lanka (10日目)より


朝はいつも灰色がかった雲が空の半分以上を覆ってばかりいたのだが、今日は朝から強い陽射しが肌を刺した。
こんなに澄み切った青空の朝はスリランカに来て初めてだ。


そして今夜は仕事も無事に片づき帰国間近ということもあって。
またスリランカに来てから少し体調を崩している他メーカーの若い技術者を気遣ってか、
現地で6ヶ月間このプロジェクトに携わっている、マイ鍋、マイ包丁、マイフライパン、その他調味料持参の日本人スーパーバイザーが、
僕らのためにソーメンパーティーを開いてくれた。
自分の飲み物は持参ということでいつものリカーショップであまり冷えていない缶ビールを調達して...


酒屋の店員も僕らが何しにこの町へやって来たのか....気づいていた

ソーメン以外にも大根おろしにちりめんやなめ茸、切り干し大根とワカメの酢の物、ツナサラダにマヨネーズ、鯖のみそ煮&鰯の蒲焼き缶詰、ちらし寿司等々....
毎日脂っこい香辛料の効いた食事にウンザリしている僕らにとってはいい胃腸休めの夕食になった。


スリランカでの生活も残すところあと2日...


風が心地よいハンバントータの夜...

Sri Lanka (11日目)より


ずっと僕の仕事をサポートしてくれた頼もしいコロンボチーム5人組は今日の仕事を最後にコロンボに帰る。
彼らとは今日でお別れだ。
別れ際に約束していたデジタルテスターを手渡して彼らと握手した。
ごついザラザラの疲れ果てた掌だったけど強いグリップに彼らの優しい温もりを感じることが出来た。
それほど多くを話したわけではないけれど、一緒に汗を流した約二週間は言葉で語り合わなくても十分気持ちは通じあえたはず。
いつも茶目っ気たっぷりに冗談ばかり言っているNalin...
多分二度と会うことは無いけど....
See you again !
そして僕は明日の夜、スリランカを発ちます。