Sri Lanka (6日目より)


日曜日、期待はしていなかったけど休みを取ることが出来た。
期待をしていなかっただけに何をしようか何も準備をしていなかった。
土曜の晩に夕食をとりながら他メーカーの方と一緒にサファリツアーに行く事に決定!
朝の5時、赤道に近いだけあって日本とは違いまだ外は真っ暗です。
向かう先は1時間東へ走った所にあるYala国立公園
運が良けれ象やレパードや熊に遭遇できるらしい。
運が悪ければ高いお金払って悪路と土埃に耐えて、朝食の弁当を食べて6時間潰して帰ってくるだけだw
淡い期待を胸に、ホテルが用意してくれた弁当を抱えて迎えに来たジープに乗って朝5時に出発しました。
ジープはランドローバーだが、ピックアップの荷台に縦に2列向かい合わせで並べられたシートは薄っぺらで外れかけのベンチシートだから乗り毎地は最悪。
まだ舗装路なら何とかなるが悪路だと手摺に掴まっているだけで手の握力が無くなってくる。
走り始めて30分、Yala国立公園はまだ先だが、民家に近い裏道で、突然ドライバー兼ガイドが車の速度を落とし、小声でエレファント!と叫んだ。
一瞬何が起きたか判らなかったが、僕のすぐ2m脇に大きな野生の象が2頭歩いていた。
これには一同驚いた。
まだ公園には遠いいこんな場所で、しかもこんな近距離で。
慌てていたせいか、カメラが変なモードが入っていたのにも気が付かず、その一瞬のあいだに写した写真にはジープのテールランプに照らされた野生の象がかすかに映っているだけだった。


心霊写真じゃありませんw正真正銘、野生のゾウです!

突然現れた車に象は興奮することもなく、そのまま道を逸れて枝を踏みつける音を残してブッシュの奥に消えていった。
これは公園に入ったら期待出来るかも....と思った。
東の空がが徐々に白みはじめてきた。
美しい夜明けでした。


それから間もなくしてYala国立公園に到着です。
ガイドの話ではレパードが見られるのは9時頃までで、昨日もこのガイドはお客にレパードを見せることが出来たらしい。
ガイドはジープを運転しながら360度に目を配り、野生動物を次粗次に探してはなんとか僕らに見せようと必至だ。
レパードをさがし続けて約3時間、彼の必至の捜索も虚しく、レパードに遭遇することは出来なかったが、
数々の野生動物を観察することが出来た。
写真には撮れなかったものを含めると、アリゲーター、オナガザル、マングース、孔雀、多くの野鳥、水牛、鹿、その他...


鮮やかなエメラルドグリーンの羽根を持つ小鳥(名前は知らんw)

メジロじゃないよw


水牛はハンバトータの街でも普通に歩いてる(笑)

毎朝通勤途中で見ているので既に見飽きましたw


オナガザルはホテルの庭の樹に沢山いるし、屋根の上で毎朝大暴れしているがw

カラスに威嚇さていた鷲w
この国では鷲よりもカラスの方が強いらしい...


ガイドは鷲と言っていたけど...鷹か?

そして、誰もが一番見たいと思っているのが野生の象だ。
所々、多くのジープが連なって渋滞さながらの場面に出くわす。
一台のジープが象を見つけると、そこを通り掛かった他のジープも一緒になって象の動きを追う。
どのガイドも自分のお客に最高の場所で象を見せるために良いポジションを確保しようとひしめき合っている。
流石に公園内でクラクションを連打する無粋なガイドはいなかったが(笑)
この日は日曜日ということもあってか、沢山のジープが客を乗せて走り回っていた。
その多くが白人だ。
僕らも数台のジープの列に割り込み象を見ることができた。
立派な牙を持った雄の象で、鼻を樹の上にまで伸ばしてはしきりに何かを口に運んでいる。
その度に餌となる木がワサワサと大きく揺れる。
象との距離は約10mで間にはブッシュがあり象の姿を明確に捕らえるのは困難でした。
辛うじて一枚の写真にそれらしい象の姿が映っていた。


鼻を樹の上に伸ばしているところ

陽も大夫高くなり、そろそろ大型の動物に遭遇するには厳しい時間帯となってきたので、レパードが朝の猟から帰るルートにジープを止めて朝飯を食べることにした。
用意してくれた朝食は、サンドイッチにパウンドケーキ、ゆで卵とウィンナーにパナップルとバナナ。
朝食ははコロンボのホテルを除けばそれなりに食べられる。
コーヒーはコーヒーとも思えないような味がするがwww
自然の中で食べる朝食はホテルのレストランで食べる朝食より遥かに美味しかった。
例え土埃が舞ってようが....


朝食を終えてから、公園内のビーチに向かった。
ここはスマトラ地震の時に発生した大津波で被害にあった場所だ。
高さ10mの津波により、ここでサファリツアーをしていた十数人の日本人観光客が運悪く津波にのみ込まれて無くなった場所でもある。
ガイドの話だと、スリランカの人が津波という言葉を知ったのは、ここで被害に遭われた日本人が「つなみ!つなみ!」と叫んでいたのが最初だったらしい。この時、現地のガイドや観光に来ていた多くの方も犠牲になっている。
ここでも我々が日本人だと察して、「福島は大丈夫か?、日本の津波はひどかったな」などと心配そうに気遣いの言葉を寄せてくれた。


ビーチには日本人のための慰霊碑が建っていた。
日本人の慰霊碑なのに何て書いてあるのかサッパリ判らないのは何故だろう...


彼がこの日僕らを案内してくれたガイド。
名前は失念してしまったが、眼光が鋭いクールな方でした。


陽も高くなり、象やレパードを見ることは難しくなったので、広い公園の入り口に引き返しながら、
その間もガイドは周囲に目を配らせながらジープをゆっくり前に進めていた。
するとジープの約100m先を黒い大きな動物が道を右から左へ横切るのが見えた。
「Bear!Bear!」と大きな声で叫びながらジープを一気に加速させ、速度が付いたところでエンジンを切り、
そのまま熊が見えたところまで惰性でジープを進めた。
しかし熊は既にブッシュの奥に隠れて見ることは出来なかったが、ガイドはすかさずギアーをバックに入れてそのまま200mほど後退して、
分かれ道まで来たところで向きを変えて大きな池の所まで一気に走って再びエンジンを切ってゆっくりと停車した。
ガイドは熊の行き先を承知していて先回りして、声を出さないでブッシュの奥に耳を澄ませるよう僕らに指示を出す。
しばらくすると池の縁を熊が通り過ぎるのが見えたが、そのまままたブッシュの中へ消えていった。
するとまたガイドがジープを走らせ、今度は大きな一枚岩が見渡せる場所でジープを止めた。
どうも熊はその小高い一枚岩の上の方に巣穴をもっているらしく、食事を終えると同じルートを通って同じ場所に戻るらしい。
僕はジープの上によじ登ってじっと息を殺して熊が現れるの待った。
10分ほど経って諦め掛けた頃、ガイドの言うとおり熊は現れた。
しかし、僕らに気付いてか、そのままもと来たほうへ姿を消してしまった。
生憎一瞬の出来事で一度も熊の姿を写真に撮ることは出来なかったが、
これが自然の中で希少な野生動物を探すことの難しさなのだろうと改めて実感した。
結局これを最後に大型の珍しい野生動物と遭遇することは無かった。
思いがけなく休むことが出来た日曜日に朝から約6時間、仕事の合間の息抜きとしては十分過ぎるくらいの充実した時間を過ごすことが出来た。
サファリツアー終了後はハンバトータの街へ戻って昼食をとってから日曜市を覗いてみることにした。
街へ戻る途中で...


バイクにつかまって牽いて貰う自転車(笑)

街一美味しいと聞いて寄って見たレストランだが、ビールすら置いていないw
結局注文したのはフライドライスとフライドヌードル。
何処に行ってもこればっかりw
ここ数日、昼も夜もフライドライスかフライドヌードルのみだwww
ハズレはないが、流石にこれにはいい加減飽きてきたよ。


食事をしていたらいきなりのスコール。
これで少しは気温が下がって過ごし安くなった。
雨が小降りになるのを待って、毎週日曜日に開かれるマーケット(日曜朝市)をのぞいてみた。
売っている物は殆どか野菜や果物、魚の干物や衣類などの生活物資だ。
そこに香辛料の香りが混じって一種独特の匂いが辺りに立ちこめている。
街の人々にとったらこれが普段の生活の香りなのだろう。
僕らが買えそうな物は何一つなかったので、活気有るこの町の一端を楽しんでホテルに戻ってシャワーを浴びることにした。






ホテルの向かう途中にあるビーチは今も津波の爪痕が一部残っている。
津波によりこの町では約2万人の方が亡くなられたそうだ。
街の入り口にはその時の被災者への追悼の碑が建てられている。
そこには「TSUNAMI」の文字が掘られているらしい。


部屋に戻ってシャワーを浴びて窓から海を眺めたら、インド洋に月が浮かんでいた。


明日で日本を発ってからちょうど一週間。
日本に戻れるのはいったい何時になるのやら...

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